防水といっても、モデルによって防水性能が さまざま異なっていますので、一概には言えません。
お使いになっている時計の防水レベルをご存知でしょうか? 時計を使い始める前にまず、その時計の防水レベルを知っておくことは非常に重要です。
たいていの時計の裏蓋には ”〜 ETANCHE 300M” などのように、その時計の防水性能が「BAR(S)」(気圧)、「M」(メートル)、「FT」(フィート)といった単位で表記されています。(限定モデルなど、裏蓋の装飾デザインにより防水性能の表記がないものも一部あります)。たとえば ”〜 ETANCHE 30M” と ”〜 TESTE 3 BARS” などのように単位の表記が違っていても、どちらも同じ防水レベルになります。
お持ちの時計の防水性能がわかれば、下記の防水強度表で「実際の使用例」を参照してください。
水場でのご使用は、状況によって想像以上に水圧がかかったり、パッキンの劣化度合いによっては、本来の防水性能を発揮できない場合もあります。たとえば、水道の蛇口から出る水は意外に水圧が高く、蛇口から出る水道水でも1.5気圧以上あり、勢いよく出すと10気圧近くになることもあります。
基本的にダイバーズ系ウォッチ以外は極力水場を避けて、もし水に濡れた場合はすぐに水気をふき取るようにしてください。
急激な温度変化は、精密機械の腕時計にとって決して良いことではありません。時計内部の機械油は温度が上昇すると粘度が変わり、本来留まるべきところから流れ出てしまう可能性もあります。ダイバーズ系でも、お風呂や温泉では時計を外すことをお勧めします。
またリューズやクロノグラフのプッシュボタンがねじ込み式になっている場合は、ねじ込みを解除しているとそこから水が侵入する可能性があります。日頃からリューズやボタンのねじ込みを解除したままにしないようにお願いします。