時計が止まってしまった場合、下記の原因が考えられます。
【1】巻き上げ不足による場合
機械式時計の場合、しばらくリューズを回して
ゼンマイの巻き上げを行っておられない場合、
動力が不足して時計は止まってしまいます。
また、自動巻きの時計の場合でも、はじめに十分な巻き上げがなされていない状態で
時計を使用されている時や、腕の振動によるパワーリザーブが
足らない時に、時計が止まる場合があります。
そのような際には、手でリューズを40回〜50回まわして、十分な巻き上げを行ってください。
秒針が動き出します。
【2】リューズの位置による場合
リューズが一番引き出された状態 ( 時間合わせをする位置 ) になっていると、
基本的に時計の秒針は止まるようになっています。
この場合、リューズを押し込んで、もとのリューズの位置に戻してください。
【3】バッテリー(電池)切れによる場合
クォーツの時計の場合、バッテリーが切れると時計は止まってしまいます。
バッテリーの交換を行ってください。
【4】時計の不具合・故障による場合
時計に衝撃が与えられたり、水が入ってしまったりなどのお使いによる故障や、
何らかの機械的不具合により時計が止まってしまうこともあります。
この場合は、一度機械内部を見てもらって必要な修理を受けてください。
【 Tips 】
機械式時計は取り扱いが面倒?
機械式時計の場合、巻き上げ不足により時計が止まってしまったら、時間やカレンダーの調整を
し直さなくてはなりません。また、ゼンマイを巻き上げるために、リューズを時々巻く必要があったり
しますので、少々手間だと思われるかもしれません。
しかし、本来 機械式時計は
生き物のような繊細な面を持っています。
ゼンマイが巻かれることで時計は動き、お使いの状況次第で状態が変わってきたりするなど、アナログ的な部分が非常に魅力的です。
自分のパートナーである時計に触れて、愛着をもって巻き上げ等をするということは
機械式時計を持つことの大きな魅力でもありますので、ぜひ楽しみながら日常的に時計と
接してみてください。
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