時間やカレンダーを合わせるには、ケース側面のリューズを使用します。リューズのタイプによって、時間やカレンダー合わせまでの操作の方法が異なります。
◆ねじ込みロック式リューズの場合 (クロノマットやスーパーオーシャンなど)
普段は、基本的にねじ込まれた (1) の状態になっていますので、まず6時方向(下向け)に回して、ねじ込みを解除してください。 (解除されれば、リューズが少し引き出された (2) の状態になります)
◆非ねじ込みロック式リューズの場合 (ナビタイマーやモンブリランなど)
ねじ込みの解除は必要ありません。普段の (1) の状態が、 (2) と同じ「リューズの巻き上げ可能な状態」になっています。
巻き上げの状態から1段階リューズを引き出した (3) の状態では、12時方向や6時方向に回すことで、日付や曜日の調整を行うことができます。
さらに (4) までリューズを引き出した(一番深く引き出した) 状態で、時間を合わせることができます。
【注意!】
時間調整の際には、針を戻す(反時計回りに進める)と、 内部機械に微妙なズレが生じて正確な時刻を示すことができなくなる(不具合が起こる)可能性がありますので、時計回りの向きに針を進める形で調整してください。
■具体的な時間・カレンダーの合わせ方 手順
【1】まずは、リューズを一番深く引き出した (4) 状態で、
リューズを12時方向に回し、針を時計回りに進めてください。そして、日付や曜日が替わる12時まで針を回してください。日付・曜日が替わったら、
時間を6時まで進めて下さい(午前・午後のどちらでもかまいません。)
※ カレンダー表示のないモデルの場合、これで時間を合わせて、リューズを (1) の状態に戻せば完了です。
【2】次に、リューズを1段階押し込んで (3) の状態にし、日付・曜日を本日の1日前の日付に合わせて下さい。
【3】再度リューズを引き出して (4) の状態にし、リューズで時間の針を進めて下さい。針を進めて、12時になった時に日付が替われば、その瞬間が本日の午前0時となります(1周目の12時で日付が替わらない場合は、続けてもう1周(12時間)進めて、日付が替わるのを確認して下さい)
【4】あとは午前・午後に気をつけながら、現在の時刻に合わせて下さい。
時間合わせが終わったら、リューズをもとの (1) の状態に戻してください (ねじ込みロック式リューズの場合、 (2) の状態からリューズをねじ込んで (1) の状態にして下さい。)
【注意!】
時計の夜20時から朝3時頃までは、機械内部で日付・曜日変更の調整が行われています。故障の原因となってしまいますので、その時間帯には日付や曜日の変更を行わないでください。
時間・カレンダー合わせが終わったら、必ずリューズを元の (1) の状態に戻しておいてください。リューズが引き出された状態のまま保管・使用されていると、水分や湿気が浸入し、サビや故障の原因となってしまいます。
【 Tips 】
だだ今11時・・・ これってお昼の11時? 夜の11時?
時計の時間表示には、目には見えませんが、午前の時間と午後の時間が存在します。
たとえば、短針が11時を指していたなら、それはお昼の11時の場合もあれば、夜の11時の場合もあります。
では、現在時計が指している時刻が午前か午後かを判断するにはどうすればいいのでしょうか?
まずはリューズを操作して、時計の進行方向に針を進めてください。
12時を越えても日付が変わらないときはお昼、日付が変わると夜と判断することができます。
ちゃんと時間合わせをしたつもりでも、お昼の12時に日付が変わる場合は、時計内の午前と午後が逆になっていることになりますので、
上記の手順で再度時間・カレンダー合わせを行ってみてください。
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