自動巻きの時計の場合、振動によってローターが回転して機械は作動します。
ただ、時計が止まっている状態であれば、まずは十分な動力を蓄えるために、
40〜50回程度の巻き上げを行う必要があります。
一旦リューズを40〜50回程度十分に巻くと、パワーリザーブの機能がありますので、
丸2日程度は止まらずに動き続けてくれます。
その後は、毎日 一日中身に着けるのであれば、巻き上げる必要はありません。
自動巻きの時計の場合、「手で巻き上げる」というのはあくまでも補助機能であり、
通常は腕に装着して、腕の動きを利用してゼンマイを巻き上げるものと考えてください。
【注意!】
たまにしか身に着けられない場合や一日中装着されないような場合は、十分な動力が得られずに
時計が止まってしまったり、時の刻みが不安定になってしまったりします。
その場合は、巻き上げを行ってパワーを補ってください。
また、一日中身に着けていただいていても、デスクワークなどの運動量が少ないときには、
手の振動による巻き上げでは十分でない場合がありますので、そういった場合も
毎日手で少し巻上げを補っていただくことをお勧めします。
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