水にかかったり、つけたりしても大丈夫? |
防水といっても、モデルによって防水性能が さまざま異なっていますので、一概には言えません。 お使いになっている時計の防水レベルをご存知でしょうか? 時計を使い始める前にまず、その時計の防水レベルを知っておくことは非常に重要です。 たいていの時計の裏蓋には ”〜 ETANCHE 300M” などのように、その時計の防水性能が「BAR(S)」(気圧)、「M」(メートル)、「FT」(フィート)といった単位で表記されています。(限定モデルなど、裏蓋の装飾デザインにより防水性能の表記がないものも一部あります)。たとえば ”〜 ETANCHE 30M” と ”〜 TESTE 3 BARS” などのように単位の表記が違っていても、どちらも同じ防水レベルになります。 お持ちの時計の防水性能がわかれば、下記の防水強度表で「実際の使用例」を参照してください。
[防水強度表]
【 Tips 】
防水の表記に30mとあれば、水深30mまで潜っても大丈夫なの? 30m防水とは、通常は水深30mの水圧(3気圧)に耐えられることを意味します。ただし、これは水中で腕をまったく動かさない場合に限ります。腕を動かすと深さ以上の水圧が加わるため、30m防水の時計は、実際には30mまで潜ることはできません。下記の防水強度表の「実際の使用例」で見るとおり、30m防水は、時計を水につければ水が入る可能性が大きい日常生活防水レベルに相当します。 水場でのご使用は、状況によって想像以上に水圧がかかったり、パッキンの劣化度合いによっては、本来の防水性能を発揮できない場合もあります。たとえば、水道の蛇口から出る水は意外に水圧が高く、蛇口から出る水道水でも1.5気圧以上あり、勢いよく出すと10気圧近くになることもあります。 基本的にダイバーズ系ウォッチ以外は極力水場を避けて、もし水に濡れた場合はすぐに水気をふき取るようにしてください。 急激な温度変化は、精密機械の腕時計にとって決して良いことではありません。時計内部の機械油は温度が上昇すると粘度が変わり、本来留まるべきところから流れ出てしまう可能性もあります。ダイバーズ系でも、お風呂や温泉では時計を外すことをお勧めします。 またリューズやクロノグラフのプッシュボタンがねじ込み式になっている場合は、ねじ込みを解除しているとそこから水が侵入する可能性があります。日頃からリューズやボタンのねじ込みを解除したままにしないようにお願いします。
【 注意! 】
時計に水が入ってしまったら… 時計のガラスの内側が曇ったり、水滴がついたりしたら、要注意! 水が入っている証拠です。(室内外などの温度差によって一時的にガラスに曇りが出ることがありますが、その場合は問題ありません)。 水が入ったまま放置すると、内部の部品(歯車やネジ)にサビが出たり、文字盤の塗装が変色したり、針にサビが出たりして、最悪オーバーホール(分解掃除)と部品交換が必要になるケースも多々見られます。 そうなる前に早急に点検と内部の乾燥が必要ですので、時計に水が入ったとわかれば、できる限りお早めにクロノスまでメンテナンスをご依頼ください。 | ||||||||||||||||
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